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福島医学検査学会

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第53回 福島医学検査学会
福島医学検査学会を終えて

第53回福島医学検査学会を終えて
学会長 紺野芳男

第53回福島医学検査学会は令和 4年 10 月 29 日(土)、30日(日)の両日、福島県立医科大学駅前キャンパス、光が丘キャンパスにおいて開催されました。昨年同様当初予定されていた6 月 4 日、5 日から延期の上、現地での開催となりました。新型コロナ感染者数が昨年度よりも多く、各施設感染症対応に多忙な現状の中、参加者がどのくらい集まるのか不安な中での開催となりましたが313名の会員の皆様にご参加いただき感謝しております。コロナ禍の中で準備不足が否めない中、実行委員、運営委員の皆様の協力を頂き、感染対策等、様々な工夫を凝らしながらの開催となりました。1 日目の教育カンファランスでは「もう一度基礎から学ぼう~標準化を中心に~」をテーマに一般検査部門、血液検査部門、生理検査部門の技師の方々にそれぞれの立場からご講演いただきました。尿沈渣作製から沈査成分の基本的な鏡検法、血液像、骨髄像の標準化と症例提示、生理検査では俺(私)の方法を正しい方法に変えるためにとそれぞれの立場で解りやすく説明していただきました。臨床検査技師の根幹に関るような内容であり非常に有意義なカンファランスではなかったかと思います。特別講演は「福島県立医科大学保健科学部 臨床検査学科の紹介」~教育内容とこれからの臨床検査技師~と題しまして福島県立医科大学保健科学部臨床検査学科学科長小川一英先生より序盤には施設紹介、中盤には学生のカリキュラムの紹介があり学生が非常に恵まれた環境で学んでおり、またチーム医療に参画する場も設けてあり、コミュニケーションスキルを身に着ける教育プログラムの存在、そして終盤には血液内科医としての先生のお立場で血液内科病棟への臨床検査技師の配属の希望などのお話もあり、今後卒業生が現場にてどんな活躍をみせてくれるか非常に希望の持てる内容でした。2 日目は一般演題 40 題と中外製薬共催のもと学術講演が開催されました。一般演題はどの会場においても活発な質疑応答がみられ現地開催ならではの臨場感溢れる内容でした。学術講演は東北大学整形外科院内講師上村雅之先生による「血友病の診断と治療、 関節評価の重要性について」講演がありました。超音波検査における血友病関節症の早期発見、治療につながる有用性についてご講演いただきました。

本学会の開催にあたり、ご協力いただきました演者の皆様、座長の皆様、福臨技常務理事・理事の皆様、 そして運営に携わっていただきました実行委員、運営委員、県北支部の皆様、学会にご参加いただきました会員の皆様に心から御礼申し上げます。 最後に、福島県臨床検査技師会の益々の発展と会員の皆様の今後のご活躍を祈念いたしまして 学会報告とさせていただきます。

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